一日の終わり、家のなかでほっとひと息つける場所。それがお風呂です。
親子で静かに同じお湯につかる日もあれば、今日の出来事を語り合う日もある。そんな時間は、特別でありながら、毎日の暮らしに自然となじんでいます。
こどもと一緒に入るお風呂は、あとから振り返るとほんの一瞬。だからこそ、親子で気持ちよくお風呂に浸かれる時間が大切なのかもしれません。
「湯っくりおやこ」は、いつものお湯に安心と心地よさをそっと添える入浴料です。
ここでは「毎日の湯」と「季節の湯」という二つの視点から、親子のお風呂時間を楽しむヒントをご紹介します。
01 湯っくりおやこが描く「お風呂時間」の考え方

お風呂は、一日の疲れを流すだけでなく、気持ちがゆっくりほどけていく時間でもあります。こどもとの入浴は、スムーズな日もあれば、思うように進まない日もあるものです。それでも、湯に浸かるうちに家の空気が少しずつ落ち着いていきます。
「こどもと一緒に入るお風呂時間は、人生でほんの一瞬」。あとから振り返ったときに、あたたかい記憶として残る時間にしたいものです。
そこで私たちは「毎日安心して使えるか」という問いと向き合いました。こどもの肌は大人よりデリケート。穏やかな使い心地を意識し、無理なく続けられることを大切にしています。
「湯っくりおやこ」は、いつものお湯に安心とぬくもりをそっと添える入浴料です。
自然と会話が生まれ、笑顔がこぼれる。思い出になる前の、親子のかけがえのないひとときに、静かに寄り添える存在でありたいと考えています。
02 毎日の湯と、季節の湯|ふたつの入口

湯っくりおやこは、「親子で楽しむ入浴料」として、二つの入口を用意しています。
ひとつは、日々の暮らしにやさしく寄り添う「まいにち湯」。
もうひとつは、日本の季節行事をきっかけに楽しめる「おいわい湯」です。
「まいにち湯」は、毎日使っても心地よく、親子のお風呂時間の流れに自然となじむことを大切にして生まれました。湯気の温かさと家族のぬくもりを、気負わずそのまま感じられる時間を支えます。
一方の「おいわい湯」は、節句や季節の行事に合わせて楽しめる入浴料です。お風呂の時間をただの習慣にせず、昔から受け継がれてきた大切な節目を、いまの暮らしに手軽に取り入れられるように考えました。
ここでは、「まいにち湯」と「おいわい湯」のなかの「しょうぶ湯」を中心にご紹介します。
03 まいにち湯|何も足さないことで、続いていく時間

まいにち湯は、こどもが母親に抱っこされたときの感触や、背中にそっと回された腕の安心感、湯気に包まれたときのほっとする気持ち。
そんな、言葉にしなくても心と身体に残る、やさしい記憶に重なる時間を思い描いています。
ここからは、「まいにち湯」の誕生に込められたストーリーをご紹介します。
白く濁るお湯がつくる、やさしい区切り

まいにち湯は「ガーデニア(くちなし)」の香りを使っています。ジャスミンのような甘さと、ほんのりバニラを思わせるクリーミーさがある香りです。
梅雨ごろに白い花を咲かせるくちなし。湿り気のある空気のなかで静かに広がる香りをお風呂の時間にも重ねたいと考えました。
香りは湯気とともにふわりと立ち上がり、肌にも空間にも自然になじみます。白く濁るお湯は、視界を和らげながら、浴室の空気をゆるやかに切り替えていきます。
濁り具合にもこだわりました。こどもの身体の様子が確認できる透け感を保ちながら、湯に身をあずけたときにホッとできるバランスです。見守る安心と、くつろぎの両立を目指しました。
特別じゃない「毎日使える」安心感
まいにち湯が特別感を強く出さないのには理由があります。行事用やご褒美用にしてしまうと、どうしても使う日が限られてしまうからです。
そのため、香りも色もあえて控えめにしました。主役は入浴料ではなく、親子で過ごす時間そのものになることを大切にしています。
まいにち湯は、お母さんの腕に包まれたときの安心感を、香りと白濁の湯で表現できないかと考えました。家庭のぬくもりがそのままお風呂の時間につながることを願っています。
香りから思い起こす懐かしい風景
湯に溶かした瞬間、ガーデニアの甘さがふわっと立ち上がります。香りが鼻に届いたとき、「この香り、知っている」と感じるような懐かしさが広がります。思い浮かんだのは、小さい頃に泊まった祖父の家や、迎えてくれた祖父母の笑顔。そんな安心できる記憶です。
香りは長くとどまらず、湯気とともに溶けていきます。白く濁ったお湯が肌をやわらかく包み、守られているような心地よさ。
パッケージに描いた白い花やお風呂の風景とも重なり、気持ちがゆっくり落ち着いていきました。
五感がほどけ「今日もおつかれさま」と自分に声をかけたくなるような時間。
まいにち湯は、そんな一日の締めくくりにそっと寄り添うお湯です。
04 おいわい湯|行事を思い出の入口にする湯

「おいわい湯」は、日本の季節行事をきっかけに、お風呂の時間を少しだけ特別にするシリーズです。
意味や由来を詳しく知らなくても「今日の行事はこのお湯なんだね」と自然に手に取れる距離感を大切にしています。そのひとつが、端午の節句に合わせた「しょうぶ湯」です。
ここからは、「行事にまつわる文化を、いまの暮らしにどう迎えるか」という視点から、しょうぶ湯に込められたストーリーをご紹介します。
菖蒲湯という文化を今の暮らしへ
菖蒲湯は、端午の節句にあわせて親しまれてきたお風呂の入り方です。菖蒲の葉には「邪気を払う」「健やかな成長を願う」といった思いが込められ、家族の幸せを願う風習として受け継がれてきました。
とはいえ、昔と同じ形をそのまま続けるのは現代の暮らしでは難しいこともあります。
「湯っくりおやこ」のしょうぶ湯が目指すのは、「今日は端午の節句だね」と自然に会話が生まれる夜。説明しなくても、湯に浸かりながら季節の行事を感じられ、行事に興味が広がっていくきっかけになればと思っています。
昔からの風習が親子の会話につながり、やがて家族の思い出として残っていく。そんな時間のそばに置きたい存在です。
菖蒲湯や端午の節句については読みものでも詳しく解説しています。
> 端午の節句の意味 | おうちで楽しむ「菖蒲湯気分」のバスタイム
行事がひと目で分かるパッケージの工夫
湯の色とパッケージで、「今日は特別な日」と気づきやすいデザインです。
お湯は、いつもの白濁とは異なる青紫色。ぱっと見ただけで変化を感じられ、行事の夜がより印象に残りやすくなります。
パッケージも、行事を強く主張しすぎず、暮らしに自然となじむデザインに。開ける前からその日の空気を少しだけ切り替えてくれるスイッチのような存在として位置づけています。
こどもが「今日はしょうぶ湯?」と気づくきっかけになることも、ささやかな願いのひとつです。
色と香りで感じる「しょうぶ」の上品さ

実際にお湯に溶かすと、青紫色がゆっくり広がります。パッケージに描かれた色と重なるまろやかでやさしい印象の色合いです。溶け始めてからお湯全体になじむまでの変化を眺めているうちに、一日がほどけていきます。
花しょうぶ(アイリス)のパウダリーで洗練された香りは、湯色がゆっくり変化していく時間に寄り添うように淡く広がります。香りは肌の上にそっと残り、湯上がりに「いい香りだね」と声をかけてもらえるような、やさしい余韻がつづきます。
色も香りも、いわゆる入浴料らしい強さはありません。暮らしにそっと置ける、けれど確かに印象に残る、静かな上品さ。
行事の日はもちろん、普段の日にすこしだけお風呂を特別に楽しみたいときにもよく合います。
「アイリスはこんな香りなんだな」と花の香りを楽しむ。そんな小さな発見が生まれる、やさしいお風呂時間になるお湯です。
05 お風呂の時間が、家族の記憶になる

お風呂は、家族が同じ湯に浸かり、同じ時間を過ごす場所です。ただ並んで湯に入るだけで一日の慌ただしさがゆっくりほどけていきます。
会話が弾む日もあれば、静かに終わる日もあります。そのどちらも、かけがえのない日常の一部。湯っくりおやこは、そんな毎日のそばにあります。行事の日にも、いつもの夜にも、無理なく自然になじむ入浴料です。
「また今日も入ろうか」と声をかける日々が続くこと。その何気ない繰り返しが、きっとあたたかな家族の記憶として静かに残っていくはずです。







